2023.12.27

青山学院大学駅伝部 赤坂匠主務『引退した先輩方の想いを背負い勝たなければならない』

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マネージャーのTOP 赤坂匠主務

今年の作戦名は「負けてたまるか大作戦!』新たなチームを支え続け、選手と共に戦う主務の赤坂匠さんに青学大駅伝チームの裏側を聞いてみました。

 

―夏合宿も中盤となってきましたが、主務として今年のチーム状況についてどう感じていますか?

赤坂主務(以下、赤坂):夏合宿前までは、このままではいけないという危機感があったなかではじまった合宿でしたが、4 年生を中心に三大駅伝を戦っていくぞという雰囲気になってきていると感じています。 主力が離れているため完全に一体感があるとはいえないですが、中間層を中心に箱根に向けた気持ちが高まってきています。

 

―“最強世代”と言われていた昨年の 4 年生メンバーが抜けた穴はどうですか?

赤坂:去年あれだけのすごいメンバーがそろっていて勝てなかったので、駅伝は走力だけで はないと再認識しました。去年足りなかった部分を模索していくのが、今年の戦い方になる のではないかと考えています。

 

―主務としてコンディショニングの部分で選手をどのようにサポートしていますか?

赤坂:監督と選手の間にたつのが主務の役割です。 例えば監督からみた選手のコンディションと、選手のコンディションに差があった場合等 は、監督にもそれを伝えたりしています。また、合宿期間に関しては、スケジュールの作成 も主務の役割なので、選手の疲労度を考慮しつつ、追い込むべきところは追い込むが故障の リスクも管理するように心がけています。

現場の状況を正しく把握できるのは、マネージャーであるため、上記のような現場感を監督 に伝えることはかなりチームの役に立っていると感じています。

 

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トレーニング終了後のマネージャーたち  束の間の休息をとる

 

―選手たちから、合宿中の睡眠の悩みなどはあがっていますか?

赤坂:マネージャーとして、昼寝の時間を確保する等一日の総睡眠時間を増やす努力はしていますが、いくら睡眠をとっても疲労度がとれないという選手は一定数いるように感じてい ます。

 

―選手に睡眠に関するアンケートを実施させていただきましたが、回答のなかで、合宿先 の枕が合わない、合宿先にもいつも使用しているライズのマットレスがあったほうがいいという声を多数いただいています。合宿先で普段と違うマットレスを使用することで何か 影響はあると考えていますか?

赤坂:睡眠しているだけで、体の節々の痛みや疲労を感じることがあるので、やはり普段使 用しているライズのマットレスと異なるという点が影響していると思います。選手からも、実際そのような意見が上がっています。

 

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チームを支えるマネージャーたちの睡眠時間が一番短い

 

―アンケートの回答をみると、マネージャーの睡眠時間が一番短いです(苦笑)選手のサポートをする立場として、ご自身のコンディションも整えていただきたいです。マネージ ャーおよび選手の睡眠状況を鑑み、ライズに対する要望等はありますか?

赤坂:1 年生の時から使っているマットレス(スリープオアシス)が、へたってきている選手もいると聞いています。寝具の使用状況についても、ヒアリングの機会を増やしていただき、 適切な対応をいただけると選手にとっても助かると考えています。

 

―選手からも同じような声があがっていました、今後ヒアリングの機会を増やすなど今ま で以上に手厚いサポートを実施していきます。

さて、まもなく三大駅伝が始まります。一言抱負をお願いします!

赤坂:マネージャーとして出雲、全日本、箱根を現場で体験しているため、出走する下級生 の選手には自分の経験を伝えていきたい。選手全員が全力で走ることで結果はついてくると 思うので、自分もしっかりとできるサポートをしていきたいと思っています。

 

―今年の箱根は節目となる 100 回大会ですが、プレッシャーのようなものは感じますか?

赤坂:節目の大会であるという点でのプレッシャーはないですが、去年引退した先輩方の想 いを背負っている点において、勝たなければならないという強い気持ちでいます。

 

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