2017.12.29

睡眠と大きく関係あり!?顎の不調をもたらす生活習慣とは

口を開きにくい、口を動かすとカクカクと音がする、顎が痛い・・
顎は骨や神経、筋肉などが複雑な形で支えているため、ズレやそれにともなう痛みの出やすい場所です。そして、この顎の不調は、実は睡眠習慣とも大きく関連していることがわかってきています。今回は、生活習慣や睡眠習慣と顎の不調の関係、および顎のトラブルを予防する方法についてご紹介します。

睡眠習慣が顎の不調を引き起こす3つの原因

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顎の不調というと、固いものを食べ続けたことや、大きく口を開いたことが原因のように思われがちですが、それは単なるきっかけ。実は、日々の睡眠習慣の積み重ねが大きな要因になっていることがあるのです。

1.顎に負荷をかける寝姿勢

うつ伏せ寝や横向き寝は、顎に大きな負荷をかける寝姿勢です。頭部の重さは全体重の10%と言われていますが、うつ伏せ寝や横向き寝の場合、下になっている顎に頭の重さがかかってしまうため、過負荷により顎が歪んで関節円板がずれてしまう危険性があるのです。

2.睡眠中の歯ぎしりや食いしばり

何らかの睡眠障害、過度な寝酒、ストレスによって歯ぎしりや食いしばりが頻発すると、顎関節に負荷がかかります。悪化すると顎の不調につながってしまうこともあるため、注意したい症状です。

3.寝違え

顎の不調は、筋肉異常によって引き起こされる症状です。そのため、顎周りに近い筋肉に異常があると顎関節症に発展してしまう可能性があります。首や肩、背中の寝違えは、顎の不調を引き起こしやすく、また逆に、顎に何らかのトラブルをかかえてい人は首や肩などの寝違えを引き起こしやすいと言われています。

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顎関節症を改善するポイント5つ

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顎関節症を改善するには、以下のポイントに注意してみましょう。

症状が出ているときは固いものを食べない

顎に何らかのトラブルをかかえている時は、悪化させないためにも顎に負荷をかける固い食べ物は控えた方が良いでしょう。ただし、やわらかいものばかりを食べていると筋力が衰えてしまうので、その点についても注意が必要です。

姿勢を正す

姿勢の悪さも顎の不調を生む原因の一つとされています。前かがみになっていると体の重心が前方に寄り、バランスがくずれます。顎関節にも負荷がかかり、結果的に何らかのトラブルを引き起こす可能性が高まります。前方へ重心がいかないように、正しい姿勢を意識しましょう。

頬杖をつかない

頬杖は顎に大きな負担をかけます。日常的に頬杖をついていると、噛み合わせが歪んでしまったり、顎関節の動きに関係する咀嚼筋の動きが鈍くなってしまったりということが生じやすくなります。頬杖は顎の動きを悪くするNG行為。今日から控えましょう。

仰向けで寝る

顎関節への負荷を考えると、寝姿勢は仰向けがベストと言えるでしょう。横向き寝に合うなども販売されていますが、特に痛みが出ている場合は可能であれば仰向けに寝るのがおすすめです。

まとめ

顎の関節は、一度何らかのトラブルをかかえてしまうと体の他の箇所の不調につながることもあるため侮ることはできませんが、生活習慣・睡眠習慣の見直すことである程度の予防は可能です。不安があるという方はぜひ参考にしてみてください。

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