2019.07.24

「女優 古村比呂 HIRAKU TO スイミン・スイッチ」イベントレポートVol.1

「女優 古村比呂 HIRAKU TO スイミン・スイッチ」イベントレポートVol.1 1

2019年7月6日(土)ライズTOKYO東新橋オフィス ショールームにて、女優の古村比呂さんがアンバサダーを務めるHIRAKU〜人に優しいプロジェクトのイベント「HIRAKU TO スイミン・スイッチ」が開催されました。

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がんと共に歩む応援活動「HIRAKU〜人にやさしいプロジェクト」を立ち上げ、様々な活動をなさっている女優の古村比呂さん。ご自身の身体のために質の高い睡眠をとれるマットレスを探していたところ、偶然RISEのスリープオアシスを見つけ、以来ずっと愛用してくださっているそうです。そのご縁から実現した今回のセミナーは、がんの治療中で睡眠に悩んでいる方々と一緒に質の高い睡眠をとるヒントや、がんとの向き合い方について情報共有することを目的として開催されました。

RISEブランドについて(ライズTOKYO代表 宮崎誠司)

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ライズTOKYO代表の宮崎は、30歳という働き盛りの時に胃がんを患い、1年のうちの半分は入院という長い闘病生活を送った経験があります。

その時の自身の睡眠の経験から、当時は高価格で流通していた高反発マットレスをできる限り低価格におさえ、多くの人に喜んでもらえるようにしたいと考えて立ち上げたのが、RISEブランドです。RISEのミッションは、「すべての人に健康睡眠を届ける」こと。寝具の製造販売のみならず、健康睡眠に関するセミナーなども数多く開催し、すべての人に健康睡眠を届けるための「健康睡眠プロジェクト」に取り組んでいます。

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毎日を健康に過ごすためには、運動、食事、睡眠の3つのバランスがとても大切です。RISEでは、元プロ野球選手の桑田真澄氏を健康睡眠プロジェクトのスペシャルパートナーに、そしてシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子氏を製品開発アドバイザーに迎え、お二人の豊富な経験を基に商品開発に携わっていただいています。

ロゴ

睡眠の質を高めるヒント(RISE睡眠コンシェルジュ 青野麻紀子)前編

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日本人は睡眠時間が短い!

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世界各国の睡眠時間の統計で、日本は世界で最も睡眠時間が短いという結果が出たのをご存知でしょうか。同じ先進国のドイツ、イギリス、アメリカなどと比較すると1時間ほど短くなっており、これには日本人のライフスタイル(通勤が長い、仕事を遅くまでしているなど)が影響していると予想されています。

では、そもそも人間にはなぜ睡眠が必要なのでしょうか。

睡眠はなぜ必要?

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睡眠には3つの役割があります。

  1. 疲労の回復
  2. 記憶の整理と定着
  3. 免疫力を高める

そして「疲労」は、さらに以下の3種類に分けられます。

  • 身体的疲労
  • 精神的疲労
  • 脳疲労

この中で特に注意すべき疲労は、脳疲労です。現代病とも言えますが、スマホなど常に情報の渦の中にいることで脳が疲労しすぎることにより心身の疲労を引き起こしてしまったり、睡眠の質を下げてしまったりすることもあるため、とても心配な疲労です。

物忘れの原因も脳疲労!?

今は、昔と比べて情報がたくさん入ってくるため、脳を使う機会が増えています。たとえば、最近物忘れが激しくなったと感じている方もいるかもしれませんが、実はそれは物忘れが激しくなったのではなく、情報量が多すぎるため脳が覚えていられないのです。不要な情報を消し去れば、以前のようにきちんと覚えられるようになるでしょう。

睡眠不足と睡眠負債

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「睡眠負債」という言葉が、2017年のユーキャン流行語大賞のトップ10に入ったのをご存知の方もいらっしゃるでしょう。RISEのイベントでもご登壇いただいている、早稲田大学教授で脳科学者の枝川義邦先生が受賞されました。「睡眠負債」とは何なのでしょうか。「睡眠不足」とどう違うのでしょうか・・?

睡眠不足とは?

睡眠不足とは、「睡眠時間が足りない」「朝起きると疲れている」「寝つきが悪い」といった状態のことをいいます。自覚できる症状です。

睡眠負債とは?

睡眠負債とは、毎日の少しの睡眠不足が借金のように重なっていって、生活習慣病など身体や心の病気のリスクを高めてしまうことをいいます。これは自覚できない症状です。
適正な睡眠時間は人によって異なりますが、概ね1日7時間から8時間とされています。たとえば毎日6時間しか寝ていない場合は1時間不足していることになり、この1時間の積み重ねが「睡眠負債」になっていきます。

睡眠負債は返済できる!

睡眠は、貯金のようにためること(寝溜め)はできませんが、負債がある場合にそれを返済することはできます。一括返済ができませんが、1日1時間不足している場合は、たとえばいつもより15分早く寝て15分遅く起きることで睡眠時間を30分増やせます。こうして少しずつ睡眠時間を増やしていくことで、睡眠負債を返済していくことができるのです。5分、10分などでも構いません。無理のないところから始めて、負債を返済していきましょう。

睡眠のメカニズム

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睡眠には、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)の2種類があります。特に寝入ってから3時間までの間に深いノンレム睡眠がたくさん訪れるので、睡眠の質を高めるには寝入りから3時間が勝負。この間にいかに深い睡眠をとるかが重要です。

人は昼間の活動で様々な経験や学習をします。睡眠の前半では、その中から不要な記憶の整理やストレスの消去をし、そして睡眠の後半で必要な記憶の固定とストレス耐性の強化をします。人間の脳にはメモリのようなものがあり、それを綺麗にしないと新しく学習したことが記憶として身につきません。記憶をしっかり定着させるためには、寝入りから3時間の間に質の高い睡眠をとり、不要な記憶の整理をする必要があります。睡眠は、量と質の両方が大切なのです。

ここまでは、人間にとって睡眠がなぜ必要なのか、そして睡眠のメカニズムについての話をレポートしました。「女優 古村比呂 HIRAKU TO スイミン・スイッチ」イベントレポート Vol.2では、質の高い睡眠をとるための「スイミン・スイッチ」の話をレポートします。