2018.05.01

ビジネスパーソンのための健康睡眠術

shutterstock 173798813 e1524649394640最近、「働き方改革」という言葉をよく耳にします。そう言われても仕事量は減るわけでもなく、たまにはお酒も飲みたい、家族とも一緒に過ごしたい…1日は24時間、だから睡眠時間を削るしかない…そんな悲痛な叫びが聞こえてきそうですが、いやいや、それは絶対にいけません!毎日多忙なビジネスパーソンに朗報です。あなたの睡眠、変えてみませんか?!

睡眠が変わると仕事の生産性がアップ、人間関係も円滑に

よく眠ったはずなのに、なんだか疲れている…そんなビジネスパーソンが多いと思います。その人にあった適切な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠がとれると起きたときの爽快感が違います。心身ともに調子が良いので、気持ちも前向きになり笑顔も増えます。だから、お客様はもちろん、同僚とのパートナーシップも円滑になるのですね。そして、注目したいのは脳の働きです。良い睡眠がとれると、脳は睡眠中に、ストレスや不要な記憶を消去し、楽しくハッピーな記憶に塗りかえる働きをします。眠っている間に脳の中でこんなにすごいことが起きているなんて驚きですよね!また、起床してから3〜4時間後くらいが、一番脳がさえている時間ですので、重要な案件や決断はこの時間帯に行うのがおすすめです。仕事の効率も確実に上がりますので、ぜひ意識してスケジューリングしてみてください。

忙しくても大丈夫、睡眠を変える3つのコツ

では、質の高い睡眠をとるにはどうしたらいいのでしょう。忙しいビジネスパーソンにも、比較的簡単にできることが3つあります。1つ目は、夕方以降、移動中の電車などで居眠りしないこと。特に、午後7時〜9時は睡眠禁止帯なので注意してください、入眠困難となってしまいます。2つ目、夕食は眠る間際にとらないこと。睡眠中も胃は消化活動をするため、睡眠が阻害されてしまいます。寝酒ももちろん禁止です。帰宅時間が遅く、夜中、眠る直前に食事をとるという方は、残業の合間に済ますなど工夫してみてください。3つ目は、睡眠時間のコントロールです。ビジネスパーソンは平日が忙しい故、週末は朝寝坊になりがちですよね。私自身、時間を気にせず好きなだけ眠ることに何よりも幸せを感じますが、その翌日はかえって眠れなくなることがあります。体内リズムが崩れてしまうため、睡眠の質が悪くなってしまうのですね。休日もできるだけ、平日と同じ時間帯に寝起きすることが理想ですが、最大でも2時間以内の差におさめるようにすると影響が少ないです。私もがんばります!

スマホオフのすすめ

shutterstock 454416082 e1524649496196いまや、スマホやSNSでのコミュニケーションは、欠かせないものとなりました。
しかし、情報を得ようと画面をスクロールしたり、チカチカするライトや通知音、広告類のすべてが、実は脳に悪影響を与え睡眠の質を低下させています。ブルーライトや電子音が、眠りのホルモンであるメラトニンの生成を抑制するからです。眠る1時間前には、スマホを自分から離れた場所に置くか、思い切って、着信機能やSNSへのアクセスを遮断しましょう。代わりに、読書や好きな音楽を聴くなど、1日酷使した心と身体を休める時間にしてみませんか。スマホを持たないと、家族との会話も増えるかもしれませんよ。心地よくベッドに入り、翌朝は笑顔でおはようと言えるといいですね!

毎日多忙なビジネスパーソンのみなさんへ!健康睡眠のための処方箋①夕方以降の居眠り禁止→入眠困難になる。特に、午後7時〜9時は睡眠禁止帯 ②夕食は眠る直前にとらない→残業の合間にすませ、睡眠中は胃腸も休める③寝起きの時間は一定に→平日も休日も同じ時間に寝起きが理想、最大でも2時間以内の差におさめる④スマホはオフに→眠る1時間前にはオフにし、心と身体、脳を休める