2021.08.11

三大駅伝で勝つためにケアの時間を大事にしたい

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2019年12月、全国高校駅伝で各校のエースが集まる花の1区(10km)を走った佐藤一世選手。1区の日本人歴代最高記録を16年ぶりに更新する、28分54秒というタイムで区間賞を獲得しました。そして「箱根で優勝するシーンを見て憧れていた」という青山学院大学に入学。昨シーズンはルーキーイヤーでありながら、原晋監督も太鼓判を押す高い駅伝力を見せてくれました。全日本では5区を走り、なんと区間新記録で区間賞を獲得。箱根では4区を走り、区間4位で襷をつなぎました。

「全日本では区間新までは狙っていませんでしたが、区間賞を目標にしていたので、それが達成できたのは良かったかなと思います。箱根に関しては、日本人トップを狙っていたので、少し悔しい部分がありますし、次はもっと良い走りができたらと思っています」

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走る練習の量や質を追求するのはもちろんのこと、走る練習の前の動的なストレッチや動きづくり、練習後のアイシングやストレッチなどのケアにも時間をかけて取り組むのが青山学院大学のスタイル。入学直後は、準備やアフターケアにたくさんの時間を割くことに驚いたと言います。

「高校のときよりも準備とケアの時間が圧倒的に増えたと思います。走る前の動的ストレッチや、走った後の静的ストレッチについては、すべての意味と、どうしてやるべきなのかを教えてもらい、コーチやトレーナーの方たちにケアに関するアドバイスを頂いています。コンディショニングに妥協しないから青学は強いんだなと思いました。練習の前後はもちろんなんですが、時間があれば共有のストレッチスペースでストレッチをしている先輩たちの姿を見ると、走る以外の部分もしっかりと取り組まなければいけないなと思います。また、入念に準備をすることで、走る練習のスタートからよく体が動くので、その結果、質の高い練習が積めているという感覚もあります」

決まった時間に就寝して、決まった時間に起きて朝練に取り組む。十分な睡眠時間を確保して、体を回復させるためにも、生活のリズムを整えることが長距離選手には絶対に必要だと佐藤選手は考えています。

「長距離選手が練習を積んでレースで結果を出すために、規則正しい生活はとても大切だと思います。継続的に練習をしないと強くなれないですし、寝不足や栄養不足では体を十分にリカバリーすることができません」

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1日の練習の疲労を抜いて、回復した体で翌日の練習に挑む。そのために、ライズの高反発マットレスが役立ってくれていると感じているそうです。

「自分は少し腰が反り気味というか、骨格が人と違うところがあるのですが、柔らかいマットレスだとどうしても腰が沈んでしまうんです。そうすると、朝起きたときに腰に痛みがあるときがあって。去年の夏前ぐらいからでしょうか、ライズのスリープオアシスを使うようになってからは、寝ているときに腰が沈むことがなくなって、朝起きたときに腰に過度な張りを感じることがなくなりました」

新キャプテンに、飯田貴之選手(佐藤選手にとっては八千代松蔭高校時代の先輩でもあります!)が就任した新シーズン。チームは大学駅伝三冠を目指します。

「チームの目標として大学駅伝三冠があるので、僕自身は3つの駅伝すべてに出場して、すべてのレースで区間賞を獲って優勝に貢献したいと思っています」

すべての駅伝で区間賞。その目標を達成するために、さらにコンディショニングに気を配っていきたいと佐藤選手は言います。

「昨シーズンは6月にケガをして走れない時期がありました。継続的に練習を積んで、レースで良い結果を出すためにも、ケガをしないことも大きな目標になります。今以上にケアの時間を増やして、リカバリーのための食事と睡眠も大切にしていきたいと思っています」

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