2021.05.25

マットレストッパーとは?使い方、選び方やマットレスとの違いを解説

マットレスの寝心地が悪いと悩む人が多い

寝具の悩みは非常にたくさんの人に共通する悩みです。厚生労働省の調査によると男性の37.7%、女性の43.0%が睡眠の質に悩んでいるそうです。

睡眠の質が悪い理由はいろいろ考えられますが、原因の一つとしてマットレスの不具合が考えられます。そのため、マットレスを身体に合ったものに変えるだけで心地よい眠りが得られる可能性があります。

ただ、品質の良いマットレスは価格も高く、気軽に買えないと考える方もいるのではないでしょうか。

【参考文献】平成25年国民健康・栄養調査結果の概要/厚生労働省

そこでおすすめなのがマットレストッパー(パッド)です。マットレストッパー(パッド)なら比較的安価に睡眠の質を改善できる可能性があります。この記事ではライズTOKYO編集部がマットレストッパー(パッド)について解説します。

マットレストッパーとは

まず、そもそもマットレストッパー(パッド)とは何かを解説します。

マットレストッパーはマットレスの上に敷く寝具

マットレストッパー(パッド)はマットレスの上に敷いて寝心地を改善するための寝具です。マットレスがへたってきたり、寝心地の悪さを感じたりしたときに使用します。

マットレスと同じような素材でできていて、マットレスよりも薄手です。一言で言うなら「薄型のマットレス」と言っても良いでしょう。オーバーレイマットレス、マットレスパッドなどとも呼ばれます。

多くは持ち運びがしやすい重さになっています。薄手なぶん価格も比較的安価です。

マットレストッパーが必要な場合

マットレス自体を買い換えようとすると、いろいろと手間がかかります。まず良いマットレスを買おうとするとそれなりの価格がしますし、古いマットレスの処分にも手間がかかります。

そこで、今ある古いマットレスを活かしながら寝心地を改善できるのがトッパー(パッド)の利点です。ただし、マットレストッパー(パッド)は簡易的な要素が強いため、劇的に寝心地を改善する効果は多くありません。使用中のマットレス自体がへたっていたりすれば、少なからずその影響を受けてしまうからです。

肩こりや頭痛、腰痛などの身体症状の改善には個人差があります。よって根本的な改善を図りたい方はマットレス丸ごとの買い替えを検討したほうが良いでしょう。あくまでもマットレストッパー(パッド)は「お手軽にちょっと改善する物」という位置づけです。

マットレスとマットレストッパーの違い

マットレスとマットレストッパー(パッド)の違いは厚さ(薄さ)にあります。だいたい2cm〜6cmの物がマットレストッパーという分類になります。

ただ、これははっきりとした定義があるわけではなくお店やブランドによって異なるようです。10cm以上の物をマットレストッパー(パッド)と称して売っているお店はあまりありませんが、4cm〜9cmの物をマットレストッパー(パッド)と呼んでいるお店はあります。購入する際は求めているものと合っているか、確認するようにしましょう。

マットレストッパーと他の寝具の違い

マットレスと併用する寝具は、ベットパッドや敷きパッドなどさまざまあります。これらとマットレストッパー(パッド)との違いを解説します。

ベッドパッドとの違い

ベッドパッドとマットレストッパー(パッド)は厚さによって区分されます。だいたい2cm以下の薄さの物をベッドパッドと言います。

薄い順に並べるとシーツ、敷きパッド、ベッドパッド、マットレストッパー(パッド)です。

役割の面でも違いがあります。マットレストッパー(パッド)が寝心地の改善を目的としているのに対し、ベッドパッドはマットレス自体の汚れ防止や、吸湿性と衛生を補強するのに使われます。汗をたくさん吸い込んでも、洗濯機で洗いやすいのがベッドパッドの特長です。

敷きパッドとの違い

敷きパッドはベッドパッドと似ていて手軽に洗濯機で洗えますが、ベッドパッドよりも薄く、そもそもの役割が違います。

ベッドパッドは吸湿性と衛生を向上させるものですが、敷きパッドは肌に直接触れるため、気持ち良い素材感や、季節の悩みに合わせた機能性を保持しているものが多いです。例えば冷感素材や、発熱素材などさまざまなものが流通しています。四隅にズレ防止のゴムバンドがついているのも特徴です。

ピロートップとの違い

ピロートップはベッドマットレスの上に備え付けられたクッションのようなもので取り外しができない欠点があります。ピロートップの上に直接寝たりせず、ベッドパッドを敷いて寝るのが普通です。

マットレストッパーの選び方

マットレストッパー(パッド)はどれも同じではありません。選ぶ際は、厚みや通気性、素材に注目してみましょう。

ある程度厚みのある物を選ぶ

敷きパッドと変わらないような薄いマットレストッパー(パッド)では寝心地がほとんど変わりません。マットレストッパー(パッド)を買うときはある程度厚みがある物を選びましょう。

目安としては2cm以上の厚みがあるものが良いです。ただしマットレストッパー(パッド)を置くマットレス自体が極端に劣化していたり、柔らかい素材だったりすると、高反発のものでも性能を十分に発揮できない可能性がありますので、そのような場合はマットレス自体の買い替えを検討する必要があります。

何らかの理由でベッドの厚みにこだわりがある場合はマットレスごと買い替えたほうが良いでしょう。

通気性の良い素材を選ぶ

マットレストッパー(パッド)はできるだけ通気性の良い物を選びましょう。通気性の悪い物を選ぶと、寝苦しく寝心地が悪くなります。また、汗が蒸れたり熱がこもったりしてカビやダニの温床になります。

通気性は素材や加工方法によってかわってきますので、よく考えて選ぶべきです。特に通気性という観点で言うと低反発のマットレスは避けるべきでしょう。一般に低反発のマットレスは通気性がよくありません。

高反発の素材を選ぶ

高反発のマットレスがおすすめの理由は、体圧分散と通気性にあります。高反発にもさまざまな素材がありますが、どの素材も体圧の分散性が良く、また、寝返りがスムーズに打てるため蒸れにくくなります。そもそも通気性の良い素材もあります。

一見すると高反発のマットレスは固そうで寝心地が悪そうと思うかもしれませんが、実際には適度に弾力があり、しっかりと身体を支えてくれるため寝返りが打ちやすく、質の良い睡眠がとれるのです。

マットレストッパーは高反発がおすすめ

マットレストッパー(パッド)は高反発のものがおすすめです。なぜ低反発よりも高反発が良いのか、その理由を解説します。

なぜ高反発がおすすめなのか

まず低反発マットレスの最大の特徴は、身体を乗せたときに深く沈み込む点です。これは一見すると身体を優しく包み込んで最高の寝心地を提供してくれそうなイメージですが、実際にはこの沈み込みで寝姿勢が崩れて身体が固定されるので、寝返りも打ちにくくなります。

また、上述したように、通気性の悪さも欠点の1つです。

薄手の低反発マットレスは身体の重さによる沈み込みに十分に対応できず、床の硬い感触を感じる場合が多いです。 マットレストッパー(パッド)はマットレスよりも薄いのが特徴ですから、しっかりと身体を支える高反発の物がおすすめです。

動的睡眠とは

「動的睡眠」という言葉をご存じでしょうか?動的睡眠とは睡眠中の身体の動きをいいます。いちばんイメージしやすいのは寝返りですが、寝返りだけではなくちょっとだけ身体を動かすようなことも含みます。

動的睡眠は単に寝る姿勢を変えるだけではなく、健康上も非常に好影響があることがわかっています。なぜなら、人間は寝ている間に身体を動かして、血液やリンパの流れを促したり、寝やすい温度に体温調節を行ったりするからです。

人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がありますが、レム睡眠のときには夢を見ており、夢に応じて寝返りを打ったり、頻繁に身体を動かしたりします。これは記憶を整理してメンタル面の調整をする身体の機能だと言われています。一方でノンレム睡眠は脳が完全に休止した状態になります。

このレム睡眠とノンレム睡眠は一定時間ごとに交互に繰り返し行われますが、実は寝返りがこの2つの睡眠の切り替えのスイッチになっていると考えられています。つまり、寝返りが打ちにくいマットレスで眠るとレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えができず、睡眠の質が低下するのです。

高反発のメリットは体圧分散と通気性

高反発マットレスのメリットは体圧分散性と通気性にあります。 体圧がバランスよく分散されると身体の1箇所への負担が軽減されて自然な姿勢を保てるため、背骨が自然なS字ラインを描きます。つまり、理想の寝姿勢と言われる立ち姿勢と同じ姿勢をサポートしてくれるのです。

そして、この自然な寝姿勢が、マットレスの上でコロコロと寝返りが打ちやすい秘訣です。高反発と言ってもカチカチに固いのではなくある程度の弾力性がありますので、優しく身体を支えてくれます。低反発マットレスは沈み込むことで身体が固定されてしまうので寝返りが打ちにくく、睡眠の質が下がります。

また、通気性の良さもメリットです。高反発マットレスは三次元に編み込まれたポリエチレン製の繊維などで作られているため、空気を透過しやすい性質があります。この性質と寝返りのしやすさによって熱がこもるのを防止し、カビやダニからも守ります。

素材ごとの違い

高反発マットレスと一言で言っても、その素材はさまざまあります。主な3つの素材の特徴を解説します。

3次元構造ポリエチレンファイバー

ポリエチレン製の繊維を3次元構造に編み込んで作る高反発素材です。感触は固めであるため、固めの中でも特に固い寝心地のマットレスが好みの方はこの素材を選ぶと良いでしょう。

3次元構造ポリエチレンファイバーは通気性にも優れ、水で丸洗いが可能という優れものです。

もし汚れても洗うことが出来、乾きも早いため、ペットや小さいお子さんのいるご家庭におすすめです。

参考 :Q&A|3次元構造 高反発ファイバーの素材は何ですか

硬質ウレタンフォーム

硬質ウレタンにウェーブ状のプロファイル加工を施した素材です。ライズではエントリーモデルの位置づけで、高反発マットレスを使うのが初めての方におすすめしています。

ほどよい柔らかさが特徴で、3次元構造ポリエチレンファイバーよりは柔らかい触感です。しっかりと高反発で身体を支えてくれるため寝返りも打ちやすいです。また湿気や風通しを考慮した加工が施されているものもあり、定期的に陰干しすることで清潔さを保つことができます。

参考:ウレタンマットレスどちらを選ぶ?素材の違いとおすすめポイン

天然ラテックス

ラテックスとは天然ゴムです。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米ではスタンダードに使われています。「高反発のマシュマロ」と形容されるほどソフト感に優れた寝心地のよい素材です。

いちばんの特徴は360度全方向から、重さに比例して反発することです。一般的なウレタンは上下1方向にしか反発しないため、例えば、大人と子供がならんで寝る場合に体重の重い大人の方に傾きますが、天然ラテックスはきれいな寝姿勢を保つことができます。また、その抗菌性能も魅力です。ラテックスはゴムの木から出る樹液を精製して作りますが、この樹液には菌を抑制する性質があります。また、ダニが住みにくい環境でもあります。

参考 :Q&A|天然ラテックスと合成ラテックスの違いは何ですか

高反発マットレスのことならライズにお任せ

現在ご使用のマットレスに満足してない方は、マットレス自体の買い替えをするか、マットレストッパー(パッド)を利用するのがおすすめです。

またマットレスについてご相談がありましたら、些細なことでもかまいませんのでライズTOKYOまでお気軽にお問い合わせください。

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