2017.04.15

第3回:「あなた、メタボが気になりませんか?」

睡眠不足が続くと太る?

睡眠不足は、疲れがとれない、頭がぼんやりする、気力がなくなるなど不調の原因となり、仕事や勉強にも悪影響が出ることは多くの方が経験していることでしょう。しかし、それだけではありません。気になる肥満にも、睡眠が大きく関わっています。
起きている時間が長くなると、間食や飲酒などカロリー摂取の誘惑も多くなりますが、身体の中でも変化が起こります。その引き金となるのが、ホルモン。私達の身体は各種のホルモンによりコントロールされており、睡眠不足になると、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が減り、逆に食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が増えます。しかも「グレリン」が増えると、スイーツやポテトチップス、ラーメンなど高脂肪高カロリーのものが食べたくなるから要注意。そのしくみを知らずに身体の欲するままに食べていると、太ってくるのは自然の摂理。肥満だけではなく、睡眠不足が習慣化している人は、糖尿病や心臓疾患といった生活習慣病にかかりやすい傾向にあるといわれています。たかが睡眠、とあなどるなかれ。健康診断の数値が心配、ダイエットの効果がなかなか出ないという方は、睡眠の質について、ぜひ見直してみてください。

睡眠の質を高める食事とは。

睡眠の質を高めるためにどうしたらいいか。今回は飲食の面からご説明します。まず朝食をしっかり摂り、体内時計をリセット。メニューにバナナや乳製品、納豆をプラスしてください。これらに含まれるトリプトファンという成分は、目覚ましホルモンの「セロトニン」の原料になり、「セロトニン」は夜になると睡眠ホルモン「メラトニン」に変化します。

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そして夕食は、理想を言えば就寝する3時間前には済ませたいところ。満腹になると眠くなるものですが、しっかり熟睡するためには消化活動が落ち着いていることが欠かせないからです。また、アルコール類には体温を下げる作用があるため眠気を誘いますが、数時間後、肝臓で代謝されるとアルデヒドに変化して交感神経を刺激し、眠りを妨げてしまいます。コーヒーなどカフェインを含むものも寝付きを悪くするので、夜間は避けた方がいいでしょう。
食事の時間や内容などを少しずつ見直して、睡眠リズムを調えていくことで、体内時計やホルモンを含めた生体リズムが改善されます。ダイエットや健康面にも、きっとうれしい変化が表れますよ。

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