2019.11.14

【全4回連載】脳活すいみんTOPICS 第3回 質の高い睡眠のとり方 1週間でできる熟睡トレーニング

脳神経科学者である早稲田大学 枝川義邦教授による
脳と睡眠をテーマにした「脳活すいみんTOPICS」

枝川 義邦(エダガワ ヨシクニ)

早稲田大学
研究戦略センター教授・脳神経科学者


第3回は「質の高い睡眠のとり方 1週間でできる熟睡トレーニング」についてです。

睡眠の質を高める5つの方法とは。

方法①朝起きてすぐ太陽の光を浴びる
カーテンを開けて15秒間窓越しに日光を浴びましょう。目から太陽の光が入ると、脳が目覚めます。(太陽を直接眺めないように気をつけましょう)

方法②夕方以降はカフェインを多く採らない
カフェインは脳の中の眠くなる物質の作用を妨げる働きがあります。カフェインの効果は4~6時間続くという調査結果があるため、夕方以降にカフェインを採るのは避けましょう。

方法③寝る1時間前にはスマートフォン、パソコンを見るのをやめる
スマートフォンやパソコンのブルーライトは眠たくなるホルモンの分泌を抑えます。寝る1時間前には見ることをやめるのがオススメです。

方法④深酒は避ける
アルコールを摂取すると体の中で代謝された際、目が覚める作用が働きます。寝付きを良くするために飲むならお酒は少量にしましょう。

方法⑤スムーズな寝返りをする環境を作る
寝ている間に人は20~30回寝返りをうつと言われています。寝返りは浅い眠りと深い眠りを切り替えるスイッチ。この寝返りは脳が指令をだしているため、スムーズな寝返りができる環境を作れば、脳まで休まり、熟睡できるようになります。
24時間のライフスタイルをデザインすること、スムーズな寝返りができる環境作りが質の高い睡眠のためには大切だそうです。

「熟睡している感じがしない」「朝の目覚めが悪い」と感じられていたら、この5つの方法を試してみてはいかがでしょうか。

※この記事は、2017年9月に東京丸ノ内で開催されたイベント、「RISE 脳すいみん3DAYS」で行われた「脳すいみん講座」よりの引用です。

PROFILE 枝川 義邦

早稲田大学研究戦略センター教授(早大ビジネススクール兼担講師)。1998年東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了、博士(薬学)。2007年早稲田大学ビジネススクール修了、MBA(経営学修士)。同年、早稲田大学スーパーテクノロジーオフィサー(STO)の初代認定を受ける。脳の神経ネットワークから人間の行動まで、マルチレベルな視点による研究を進めており、経営と脳科学のクロストークを基盤とした執筆や研修も行っている。